「よく見かける特徴に当てはまるし、自分はHSPだと思う。
でもちょっと違う気もする。。」
そんなあなたはもしかしたら「エンパス」体質かもしれません。
ん?エンパスって何?
あまり聞き慣れない言葉ですよね。
「エンパス」という、HSPによく似た気質があるんです。
HSPだと思ってたけど、実はエンパスだった!という人も多いんですよ。
そこで今回は、この「エンパス」について解説します。
自分がエンパスかどうか分かる、「エンパスのチェックリスト」もあるので、ぜひ最後まで読んでいってください。
エンパスとは?
「エンパス(empath)」とは、共感能力の高い人のこと。
「エンパシー(empathy)=共感力」という言葉が由来のため、日本では「共感能力者」とも訳されています。
アメリカを中心にワークセッションなどを行なっている、ローズ・ローズトゥリーさんという女性がこの概念を日本に広めました。
ローズさんご本人もエンパスで、45歳までそのことに気づかず、日々苦労しながら過ごしていたそうです。
▼ローズさんの著書
HSPと同様、病気などではなく、その人が生まれ持った気質。
日本人の5人に1人が、このエンパスだと言われています。
その特徴は、
- 感受性が強い
- 共感力が高い
- 些細なことによく気がつく
- 人混みに疲れやすい
- 目に見えないものを感じる
などが挙げられます。
HSPとエンパスの共通点
お気づきの通り、エンパスはHSPとよく似ています。
HSPとエンパスの共通点
- 感受性が強い
- 共感力が高い
- 些細なことによく気が付く
- 人混みが苦手で疲れやすい
このようにHSPと共通点が多いエンパス。
事実、エンパスはHSPの一種だと現在のところ言われています。
つまり、「エンパスはHSPでもある」ということ。
逆に、「HSPだからエンパスである」とは限りません。
・HSPのみ
・HSP+エンパス
の2パターン存在するんですね!
一般的に、この「エンパス持ちのHSPさん」が「エンパス」と呼ばれています。
では、自分は「エンパス持ち」なのか?
気になりますよね。
HSPとエンパスの違いを見てみましょう。
HSPとエンパスの違い
HSPとエンパスの違い
- 共感力の高さ
- 第六感の有無
HSPとの違いは、人の感情を感じ取る共感力の高さと、目に見えないものを感じる第六感の存在です。
簡単にまとめると、
- 五感に敏感→HSP
- 感情に敏感+第六感が優れている→エンパス
だと言えます。
詳しく説明していきますね。
違い①共感力の高さ
HSPが「感覚(五感)」に敏感なのに対し、エンパスは人の「感情」により敏感です。
HSPも共感力がありますが、エンパスはより高い共感力を持っているとされています。
例えば、HSPもエンパスも、「人混みが苦手で疲れやすい」特徴を持っていますが、「疲れやすい」主な原因は異なります。
HSPは、人の多さ、話し声、ニオイ、接触などの五感が原因。
一方、エンパスは、五感よりも、その場にいる人のさまざま感情を無意識に吸収してしまう共感力の高さが原因です。
その他にもエンパスは、共感力が高すぎる故に、下記のように、自分の感覚と他人の感覚を混同してしまうことが多々あります。
- 友達の悩みを聞いていると自分まで落ち込んでしまう
- 体調の悪い人と一緒にいると自分も悪くなる
- ドラマや映画の暴力シーン・辛いシーンが苦手
- 人が怒られているのを見ると自分のことのように辛い
- 無意識に他人の意図を読んで行動してしまう
他人の気持ちが分かりすぎるため、精神的に疲れやすい人も多いようです。
違い②第六感の有無
もう1つは、エンパスには「スピリチュアル」な要素が加わる点です。
エンパスは五感とは別の、第六感が働くと言われています。
例えば、
- 犬や猫など、動物の気持ちがなんとなく分かる
- 土地や場所から良い(悪い)エネルギーを感じる
- 他人の嘘を見抜くことが得意
など、視覚や聴覚などの五感では感じることのできない「何か」を感じることのできる力です。
厳密に言うとエンパスには6つの種類があり、中には、人のオーラが見えたり、動物と会話できたりするなんて人もいます。
こういう点から、HSPとエンパスの大きな違いは「スピリチュアルな要素が加わるところ」と言われれているんです。
エンパスの種類については、ローズさんの著書で丁寧に解説されています。気になる方はぜひ手に取ってみてください。とても興味深いですよ!
「エンパス」チェックリスト
エンパスかどうかを確認する簡単なチェックリストをご用意しました!
全部で15項目あります。
「エンパス」セルフチェックリスト
- 魅力的な人に会うと、その人のようになりたいと感じる。
- 人が誰かに共感しているようにふるまっているとき、実際は違うことがわかるのでイライラしたり、おかしくなる。
- 自分だけでなく、人に対して過敏である。
- 恋することのメリットの1つは、恋人の目を通して世の中を見られることだ。すべてがいつもと違って、新しくなる。
- 人から受ける賛辞の中で、お気に入りは、「あなたは私の質問に本当に答えてくれている」や「あなたは誰よりも私をわかってくれる」である。
- 友達といる時、ただおしゃべりするだけでなく、私の波長がシフトする。たとえば、相手がアーティストだったら、色がいつもより鮮やかに見える。ミュージシャンだったら、音が聞こえる。スポーツ選手だったら、身体に活力がわくのを感じる。
- 同じ話を初めてあった人に話すとき、3人いたらそれぞれ違う話し方になる。たとえば、相手の学歴について何も知らないのに、高い教育を受けている人には、自然に難しい言葉や長い言葉が出てくる。
- 病気の人と一緒にいると、相手の症状を何もしないのに感じる。もし、その体験を完全に受け入れてしまうと、手に負えなくなるかもしれない。
- 人と話したり、ダンスしたり、教えたりするとき、相手の波長にすぐ合わせられる。相手が何を考えているかがわかる。
- 植物に話しかけると、応えてくれるのがわかる。
- 野外にいると解放される。景色が変わるだけでなく、考え方や感じ方も変わる。まるで、動物や植物の意識を感じ取っているようだ。
- ペットといるとき、その世界に入れる。ペットを飼うことの素晴らしさは、彼らの世界を共有できることだ。
- 鏡を見るとショックを受ける。「これが私なの?」と。単なる顔と身体以上に、自分をエネルギー(非物理)的存在として認識しているからだ。
- 友情とは、単に共通の趣味を分かち合うだけではない。友人たちが、さまざまな生き方を示してくれるのが楽しいのだ。
- 私には、人生のより深い次元を探求している人に出会いたい、という強い願望がある。自分と同類の人間に出会うと、たとえ道ですれ違いざまに目が合っただけでも、私のスピリットは何時間も軽やかになる。
引用元サイト:https://drshrinksho.com/entry/hspempath
当てはまるものはありましたか?
1つでも強く当てはまったらエンパスの可能性が高いです。
まとめ|エンパスもHSPも個性の1つ
HSPと似ている「エンパス」について解説しました。
HSPの中でも共感力に長けている人は、エンパスである可能性が高いでしょう。
今回の記事を読んで、自分はエンパスだった!という方。
どうか不安に感じないでください。
HSPと同様、その豊かな感受性や共感力の高さはあなたの魅力であり強みでもあります。
1つアドバイスするとすれば、エンパスは他人の感情に人一倍敏感なくせに、自分自身の感情には鈍感です。
意識して、自分の内面にも目を向けることを心がけましょう。
誰よりも「自分」に優しくしてあげてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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