今回は、乾燥式生ごみ処理機について解説します。
この記事では、
- 乾燥式生ごみ処理機の基礎知識
- 乾燥式生ごみ処理機の長所・短所
- 乾燥式生ごみ処理機が向いている人
について解説しています。
最後には、おすすめの乾燥式生ごみ処理機を4つ紹介と比較しています。
乾燥式生ごみ処理機に興味のある方、購入を検討されている方はぜひ最後まで読んでいってください!
乾燥式生ごみ処理機の特徴
現在日本でもっとも主流といえる乾燥式生ごみ処理機。
まずはその仕組み、使い方、処理できるもの・できないもの、価格を解説します。
乾燥式生ごみ処理機の仕組み
生ごみの約80%は水分だと言われています。
温風や熱を加えることで、その水分を蒸発させてパリパリ状態にするのが乾燥式です。
しっかり乾燥させることで、雑菌の増殖を防ぎ、ニオイの発生を抑えることができます。
また、水分が減る分、ごみの量・重さも減らすことができます。
乾燥式生ごみ処理機の使い方
乾燥式生ごみ処理機の使い方は炊飯器と似ています。
①専用容器に生ごみを入れ機械にセット
②スタートボタンを押す
これで処理スタートです!
処理モードやごみの量にもよりますが、およそ3時間〜8時間程度で処理が完了します。
完了後は、乾燥してパリパリ状態になっているので、そのままごみとして捨てたり、こまかく砕けば肥料として利用することも可能です。
処理できるもの・できないもの
基本的に、人が食べられるものは何を入れても大丈夫です。
一方、貝殻や大きい骨などの硬いもの、プラスチックや金属などの人が食べられないものは処理できません。また、水分を多く含むもの(鍋や味噌汁など)は、必ず水分を切ってから入れるようにしましょう。
野菜・果物・魚の骨・肉・卵・乳製品など
水分の多いもの・貝殻・牛骨・豚骨・プラスチック・木片・金属・紙など
価格
およそ2万円〜8万円程度と生ごみ処理機の中では価格帯は広く、お手頃なお値段のものがあります。
乾燥式生ごみ処理機のメリット
乾燥式生ごみ処理機のメリットは下記の3つです。
\乾燥式のメリット/
- お手頃なお値段
- 室内設置ができる
- コンパクトなサイズのものが多く、設置場所に困らない
他タイプとの比較を表にまとめてみました。
乾燥式 | バイオ式 | ハイブリット式 | |
---|---|---|---|
価格 | 約2万〜8万 | 約8万〜10万 | 約10万〜 |
室内設置 | できる | できない | できる |
サイズ | 小 | 大 | 中 |
やはり他のタイプに比べて価格帯の幅が広く、手ごろな値段で購入しやすい点は大きなメリットですね。
「できるだけ初期費用を抑えたい」という人に乾燥式はおすすめです。
また、室内に置いても邪魔にならないコンパクトさも他のタイプにはない特徴です。
商品によっては、電気ポット程度の大きさで卓上で使えます。
生ごみ処理機を置くスペースを心配されている方にも乾燥式はぴったりです。
乾燥式生ごみ処理機のデメリット|電気代は高い?
乾燥式生ごみ処理機のデメリットは下記の3つです。
\乾燥式のデメリット/
- 処理中にニオイが出やすい
- 処理中に少し音が出る
- 電気代によるランニングコストが大きい
こちらも他のタイプと比べてみました。
乾燥式 | バイオ式 | ハイブリット式 | |
---|---|---|---|
ニオイ | 出やすい | 出やすい | 出ない |
動作音 | 少し | しない | しない |
消費電力※ (1ヶ月当たり) | 150〜800W | 100〜200W | 60W |
お手入れの手間 | 都度必要 | 半年〜1年 | 半年〜1年 |
乾燥式は、処理中に動作音と焦げたようなニオイが多少発生します。
そのため、音やニオイに敏感な方は不快に感じてしまうかもしれません。
また、1番のデメリットは電気代。
処理中に電気を使用するので、消費電力が他のタイプと比べ大きいです。
機種によっては月に600円〜1000円程度電気代がかかってきます。
そのため、ランニングコストを気にする人にも乾燥式はあまり向いていません。
乾燥式生ごみ処理機はこんな人にオススメ
ここまで、乾燥式生ごみ処理機の特徴とメリット・デメリットを紹介してきました。
以上の点をふまえ、乾燥式は下記のような人におすすめです。
- 初期コストを抑えたい人
- 室内で生ごみ処理をしたい人
- 置き場に困らないコンパクトサイズのものを探している人
乾燥式は他のタイプと比べて本体価格が安いため、初期費用を抑えることができます。
また、サイズも電気ポット程度とコンパクトなため、置き場に困らず、室内に設置して使用することができます。
そのため、初期コストを抑えたい人、室内設置したい人、できるだけ小さいサイズがいい人には乾燥式がおすすめです。
反対に、乾燥式のデメリットを考えると、
・音やニオイに敏感な人
・電気代(ランニングコスト)を抑えたい人
は、乾燥式ではなくハイブリット式を選んだ方がいいでしょう。
助成金を利用して購入できる!
乾燥式の生ごみ処理機は各自治体の助成金対象商品です。
支給条件や支給額は自治体によって異なりますが、購入金額の1/2〜1/3以内、限度額を2万〜3万円までとしているところが多いようです。
購入前に、お住まいの自治体HPでご確認いただくか、「生ごみ処理機 自治体名」などで検索して調べてみましょう。
こちらからもお住まいの自治体の助成金についてお調べいただけます!
【最新】人気の乾燥式生ごみ処理機4選
ここからは、乾燥式生ごみ処理機の中から人気の4機種をご紹介します。
おすすめ①島産業 パリパリキューブライトアルファ PCL-33
軽くてコンパクトなものがいい!という方におすすめなのはこちら。
卓上サイズで、キッチンのちょっとしたスペースにも置くことができます。
本体バスケットは三角コーナーとして使うことができ、水切りネットをつけてそのまま処理できるので手間いらず。小さいですが機能は充実しており、脱臭フィルター付きで嫌なニオイもしっかり軽減してくれます。
詳しくはこちらの記事をチェック
おすすめ②パナソニック 家庭用生ごみ処理機 MS-N53XD
家族の多い方、生ごみの量が多い方におすすめなのがこちら。
1回に最大6リットル処理可能な大容量の生ごみ処理機です。
パナソニック独自のスパイラル方式により、脱臭効果は抜群!
有機質肥料が作れる「ソフト乾燥モード」付きなので、堆肥利用をする方にも快適にご使用いただけます。
詳しくはこちらの記事をチェック
おすすめ③loofen(ルーフェン)
スタイリッシュでおしゃれな生ごみ処理機をお探しの方におすすめの商品です。
カラーバリエーションも豊富で、どんなキッチンにも馴染むデザインとなっています。
もちろん見た目だけではなく機能も充実。
とくに嬉しいのが、乾燥式の生ごみ処理機にはめずらしくゴミを途中投入できるところ!
基本的には仕分けも不要なので、ゴミ箱感覚でポイポイ捨てられてとっても楽です。
詳しくはこちらの記事をチェック
おすすめ④パーフェクトレード NAGUALEP NA-2
ボタン1つの簡単操作で、高温乾燥+強力脱臭+研磨まで全自動でやってくれる優れものです。
処理物を細かく粉砕してくれるため、堆肥利用もスムーズ。
容器は水洗いはもちろん、食洗機洗いにも対応。お手入れが楽に済みます。
他社製品に比べ処理時間が短く、消費電力も少ない経済的な1台です。
おすすめ4機種の比較
乾燥式生ごみ処理機とは?気になる電気代やデメリットを徹底解説。|まとめ
乾燥式生ごみ処理機についての基本情報をご紹介しました。
乾燥式の生ごみ処理機はサイズも小さく、価格も他のタイプと比べ高すぎないので、
・初期費用を抑えたい人
・室内設置を考えている人
・コンパクトなものがいい人
におすすめです。
しかし、多少ニオイや音がある点や、電気代が他と比べて高いのでその点は注意しましょう。
\ニオイ・音・電気代が気になる方はハイブリット式/