HSS型HSPは嫌われやすいの?
こんな疑問に答えます。
この記事では、
- HSS型HSPは嫌われやすいのか?
- 嫌われると感じる原因
- 対処法
について解説しています。
結論から言うと、「HSS型HSP」という気質が原因で人に嫌われるということはありません。
実際は、HSS型HSPの特性が、「嫌われてるかも」と勘違いさせている場合がほとんどです。
本記事では、そういった勘違いへの対処法を紹介しています。
自身の特性を理解し、上手にコントロールする術を知ることで、自分らしく生きやすくなりますよ。
- 新しい経験やスリルを求める
- 飽きっぽく、物事を続けることは苦手
- 好奇心旺盛で行動力がある
- 刺激に敏感で疲れやすい
- 行動は大胆だが、些細なミスを気にする
※HSS型HSPについてさらに詳しく知りたい方は、【保存版】HSS型HSPとは?特徴・悩み・対処法まで解説の記事で解説しています。ぜひご覧ください。
嫌われる人の特徴とは?
まず前提として、
世の中の全員から好かれることは無理。
だから、あなたのことを本当に嫌いな人ももちろんいるでしょう。
しかし、冒頭でも話したとおり、ほとんどは勘違いである場合が多いです。
なぜなら、HSS型HSPさんは「嫌われる人」の特徴にほぼ当てはまりません。
嫌われる人の特徴を調べてみました。
嫌われる人の特徴7つ
- 否定的な返事をする
- 上から目線で物事を言う
- 自慢話が多い
- 人の話や意見を聞かない
- プライドが高い
- 相手の意見を素直に聞き入れない
- ネガティブ思考な人
まとめると、相手の立場になって考える想像力や共感力の足りない人が嫌われる人の特徴のようです。
HSS型HSPはどうでしょうか?
一般的に、相手への共感力や想像力が他人よりも長けている人が多いです。
嫌われる人とは真逆ですね。
HSPの気質から、警戒心が強く、心配症なところがあるので、それを「ネガティブ」と捉えられることはあるかもしれません。
しかし、総合的にみて、HSS型HSPの特性は嫌われる特徴に当てはまらないと言えるでしょう。
「HSS型HSPは嫌われる」と感じる原因
それではなぜ、HSS型HSPさんは人から嫌われていると感じやすいのでしょうか?
それにはHSS型HSPさんの特性が関係しています。
考えられる原因はこの3つです。
- 悪い想像をするのが得意
- 自己肯定感が低い
- HSPとHSSの特性をあわせ持っている
原因①悪い想像をするのが得意
HSS型HSPは、HSP気質の影響から相手の表情やリアクションに敏感で、不安を感じやすいです。
おまけに想像力も豊かなため、ちょっと引っかかる部分があると、不安をふくらます悪い想像で頭をいっぱいにしてしまいます。
そのため、
「さっきの言い方傷つけたかもしれない」
「イライラしているのは私が原因かも」
「返事が遅いのはきっと嫌われているからだ」
というように、「嫌われている」と思い込んでいくケースが多いです。
原因②自己肯定感が低い
一般的に、HSPは自己肯定感の低い人が多いです。
自己肯定感が低いと、自分を否定的にみてしまいます。
そのため、何事にも「自分が悪い」と思い込み、「嫌われている」「嫌われることをしてしまった」と感じることが多いです。
原因③HSPとHSSの特性をあわせ持っている
さらにHSS型HSPさんの場合、HSSの行動力があるため、人間関係に不安を抱きやすいにもかかわらず、人とは積極的に関わっていきます。
これによって「嫌われたかも」と思う回数が普通の人より多くなるんですよね。
この「嫌われたかも」という思い込みを何度も繰り返すことで、知らないうちに「自分は嫌われやすい」という勘違いを引き起こしてしまうのです。
HSPの「繊細で不安を感じやすい性質」とHSSの「刺激を求める性質」、両方を持っていることが原因だったんだ!
勘違いを防ぐ対処法3選
できることなら、自分の勘違いかもしれないことで悩むなんてしたくないですよね?
とはいえ、そういう勘違いを引き起こす生まれ持った自分の特性を変えることは難しい。
そんな場合は、思考のトレーニングが最適です。
ここでは効果的な対処法を3つご紹介します。
対処法①自己肯定感を育む
「人に迷惑をかけてはいけない」
「人に嫌われてはいけない」
などと考えるHSS型HSPさんは多いと思います。
これは自己肯定感が低い証拠。
そのため、他人に依存しやすく、人に嫌われることに敏感です。
自己肯定感を高めることで、そういった他人への依存度を減らすことができ、結果として「嫌われているかも?!」という余計な憶測をせずに済みます。
自己肯定感の高め方については、下記の記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
対処法②自分軸と他人軸を意識する
「自分軸」と「他人軸」という言葉をご存知ですか?
簡単に説明すると、
- 自分軸・・・自分がどうしたいか
- 他人軸・・・周りの気持ちや評価
HSS型HSPさんは、このうちの他人軸を優先している傾向が強いです。
これは、先ほど説明した自己肯定感が低いことはもちろん、共感力が高く相手の気持ちを感じ取りやすいことも要因となっています。
他人軸を優先した生き方は、相手の評価に振り回されるため、コントロールが難しくとても生きづらいです。
「自分はどうしたいか」という「自分軸」を意識するようにしましょう。
ちょっとドライくらいがちょうどいいのです。
自分軸に関しては、「課題の分離」というアドラー心理学の考え方がとても参考になります。
実践するのはなかなか難しいのですが、知っているだけでも心が軽くなるのでおすすめです。
対処法③みんなから好かれる必要はないことを理解する
最初にも言いましたが、世界中のみんなから好かれることは無理です。
相性の悪い相手に嫌われることは自然で、あなたが悪いというわけではありません。
みんなに好かれようとしない。
相手の機嫌が悪くても自分のせいだと決めつけない。
それを意識するだけでも「嫌われる」ことに固執しなくなり、心が軽くなりますよ。
まとめ|嫌われることを恐れず自分らしく生きよう
HSS型HSPは決して嫌われやすいわけではありません。
基本的には勘違いなので気にしないのがベストですが、それが難しい場合は今回ご紹介したような対処法を意識してみましょう!
このブログでは、他にもHSS型HSPさん向けの記事をご用意しています。
悩みを抱える方のヒントになればと思い書いた記事ばかりですので参考にしてもらえると嬉しいです。