HSS型HSPです。なかなか1つの仕事が長続きしません。
自分に合う働き方ってなんだろう?
こんな悩みを抱えるHSS型HSPさんは多いはず。
私自身もその1人でした。
仕事が続かないことに後ろめたさを感じるHSS型HSPさんにぜひ知って欲しい言葉があります。
「マルチ・ポテンシャライト」
という言葉です。
実はHSS型HSPさんには、このマルチ・ポテンシャライトな働き方がとても合っています。
この記事では、
- マルチ・ポテンシャライトとは何か
- HSS型HSPに、マルチ・ポテンシャライトな働き方が合う理由
- マルチ・ポテンシャライト5つの強み
- マルチ・ポテンシャライト4つの働き方
について解説しています。
この記事を読めば、「仕事が続かない自分」を受け入れられて、もう悩むことはなくなります!
「マルチ・ポテンシャライト」とは?
「マルチ・ポテンシャライト」とは、
・マルチ(多くの)
・ポテンシャル(潜在能力を持つ)
・アイト(人)
という3語からできた言葉です。
「さまざまなことに興味をもち、創造的探求をする人」や「その働き方」
のことを指します。
TEDトークでエミリー・ワプニックさんが提唱した言葉で、この動画は550万回以上再生、36言語にも翻訳され、世界中で注目を集めました。
このTEDトークは働き方に悩むHSS型HSPさんに見て欲しい。
いや、絶対見て!
特徴をまとめると以下の通り。
- 知的好奇心が旺盛
- 一つのことに興味を持ち夢中になるが、ある程度のレベルまでいくと飽きて放り出してしまう(それを繰り返す)
- 仕事でもプライベートでも同じ
エミリーさんは「マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法」という本も出版しています。本記事もこの本を参考にして書きました。
HSS型HSPにマルチ・ポテンシャライトな働き方が合っている理由
すでにお気付きの方も多いとは思いますが、HSS型HSPとマルチ・ポテンシャライトはよく似た特徴をもっています。
- 好奇心旺盛で行動力がある
- 新しい経験やスリルを求める
- 飽きっぽく、物事を続けることは苦手
- 知的好奇心が旺盛
- 一つのことに興味を持ち夢中になるが、ある程度のレベルまでいくと飽きて放り出してしまう(それを繰り返す)
- 仕事でもプライベートでも同じ
似てるというか、ほぼ一緒ですね。
HSS型HSPさんの多くは、
マルチ・ポテンシャライトの素質をもっています。
そのため、マルチ・ポテンシャライトな働き方が向いており、参考にするべきなのです。
マルチ・ポテンシャライトの5つの強み
マルチ・ポテンシャライトって何がすごいの?
マルチ・ポテンシャライトがもつ、
仕事をする上での強みを5つご紹介します。
HSS型HSPのあなたにも共通する強みです。
- アイデアを結合する力
- 学習速度の速さ
- 適応能力の高さ
- 広い視野を持っている
- さまざまな分野をつなぐ通訳になれる
強み①アイデアを結合する力
マルチ・ポテンシャライトは、アイデア同士を掛け合わせて、新しいアイデアを生み出すことが得意。
知的好奇心が旺盛で、さまざまな分野の知識があるため、人とは違うアイデアの掛け算が生まれやすいのです。
この能力は、あらゆる課題や解決策を提案するのに重宝されるでしょう。
強み②学習速度の速さ
興味のあることに対し、積極的に学び、夢中になって取り組むことに加え、それまで培った過去の経験を活かすことで、より効率的に理解できます。
また、「はじめて」のことに対し、多くの人(とくに大人)は抵抗を感じますが、マルチ・ポテンシャライトは、その「はじめて」を人より多く経験しているため、大人になっても抵抗感なく新しいことにも取り組むことができます。
強み③適応能力の高さ
マルチ・ポテンシャライトは、さまざまな状況や役割を楽しめる素質を持っています。
この適応能力は、21世紀を生き抜く上でもっとも重要な技能だと言われています。
現代のような変化が激しい世の中で成功するには、スムーズな方向転換が必要だからです。
強み④広い視野を持っている
さまざまな経験をするうちに、広い視野で物事を判断できるようになります。
そのため、専門家が気づかないような問題を見つけたり、全体に配慮した解決策を生み出すことが得意です。
組織やチームで働く上で、とても重要な能力と言えるでしょう。
強み⑤さまざまな分野をつなぐ通訳になれる
さまざまな分野の経験をもつため、異なる分野のアイデアや人々をつなぐことが得意。
こちらも組織やチームで働く上での「橋渡し役」として重宝される能力です。
ここで「そんな強み本当に自分にあるの?」と感じた人もいるでしょう。でもそれは自分の潜在能力に気づいていないか、活かせる環境が整っていないだけの可能性が高いです。
マルチ・ポテンシャライト4つの働き方
マルチ・ポテンシャライトな働き方って具体的にどんな働き方なの?
その働き方は以下の4種類に分けられます。
- グループハグ・アプローチ
- スラッシュ・アプローチ
- アインシュタイン・アプローチ
- フェニックス・アプローチ
あなたはどのタイプに当てはまるでしょうか?
それぞれの特徴を説明していきますね。
働き方①グループハグ
1つの職場で多様な仕事や役割をこなすのが、グループハグです。
同じ職場でも、業務の範囲が広いため飽きにくい働き方と言えるでしょう。
兼業はしたくない人や多彩なスキルを発揮したい人におすすめの働き方です。
働き方②スラッシュ
いくつかの異なる仕事を日常的に掛けもちする働き方が、スラッシュです。
複業や兼業がこれにあたります。
同時にさまざまな仕事をこなすマルチタスクが得意な人向き。
働き方③アインシュタイン
生活費を稼ぐための仕事をしながら、自分が情熱をそそげるまったく別の仕事をする働き方です。
有名な科学者であるアインシュタインも、本業は公務員で、空いた時間に物理学の研究をしていました。
仕事に楽しさを求めない人や仕事に融通が効くことより金銭面の安定を優先する人に向いています。
働き方④フェニックス
同時に取り組む仕事は1つで、一定期間ごとに興味分野が変わり、職を変えていくのがフェニックス。
簡単に言えば、転職を繰り返すタイプです。
1つ1つの分野を深く掘り下げて取り組みたい人におすすめの働き方です。
まとめ|HSS型HSPはマルチ・ポテンシャライトを生かした働き方を
「マルチ・ポテンシャライト」という働き方をご紹介しました。
今後この働き方は必ず普及します。
なぜなら、日本の終身雇用制度は崩壊し始めているから。
HSS型HSPさんだけに限らず、転職・副業・独立(フリーランス)という選択をする人が増えているのがその証拠です。
この変化が多い現代社会で、
マルチ・ポテンシャライトの素質をもったHSS型HSPはどう考えても有利。
働き方に悩んでいる方は、今回ご紹介した内容を参考に、今後の自分のキャリアプランを考えてみることをおすすめします。
「1つのことに打ち込める・続けられる」ことは素晴らしいこと。
でもそれと同等に「さまざまな事に興味を持って取り組める」ことも素晴らしい才能だということを忘れないでくださいね。
マルチ・ポテンシャライトについてさらに詳しく知りたい!興味を持った!という方は、こちらの本を手に取ってみることをおすすめします。↓
このブログでは、他にもHSS型HSPさん向けの記事をご用意しています。
悩みを抱える方のヒントになればと思い書いた記事ばかりですので参考にしてもらえると嬉しいです。